アールヌーヴォー(art nouveau)デザイン。

木と鳥のアイアンオブジェ
数年前に製作した
アイアンオブジェ「アキノイブキ」と
薔薇のオブジェ。

薔薇のロートアイアンオブジェ

薔薇のロートアイアンオブジェの根っこ部分
オール鍛造アールヌーヴォー
(art nouveau)デザイン。

ものづくり、オリジナルデザインを
追求していくと行きつく
アールヌーヴォーという言葉。

ヨーロッパを中心に発展した
新しい芸術。

それは産業革命以降
粗悪になった実用品に
芸術性を取り戻そうという
コンセプトのもと
職人仕事を再生させたといわれる
美術運動。

花や植物などの
有機的モチーフ、形態。
美しいものは
自然の中にあふれています。

国によって呼び名が違いますが
有名なアントニ・ガウディ作品
(モデルニスモ)もその一つ。

直線ではなく曲線。
フリーハンドで
描いたスケッチのような線。
制約がなく
自由で創造性豊かなデザイン。

アールヌーヴォーは
葛飾北斎の作品から
語彙の形成に強い影響をうけ
日本の木版画(浮世絵)や
ジャポニスム(日本美術)が原点だと
言われています。

アールヌーヴォーデザインは
美しい・・以上に魅力的です。

手が入っている部分が多い・・
それは一つのものの向こうに
作り手が見える。

物ではなく人。
それを感じられるのは
大きな魅力の
一つじゃないかなと思います。

人と物・・ではなく
人と人。

ものづくりの指標は
変わらない。

作り続けていきたい。

鍛冶職人・惇平