ハンドメイドルアー
ビッグベイト製作。
塗装のスキルアップをしたくて
今年はハンドメイドルアーを
作ってます。
製作方法はいろいろありますが
オーソドックスな方法で製作。
材料はウッド。
軽い気持ちで始めたものの・・
塗装までが遠い・・
ハンドメイドルアーの材料は
木材や発泡ウレタンなどがありますが
ゴールが見えてないと
一歩も踏み出せない。
ものづくりの共通点・・
掘り下げると
人生にまでつながってくる。
新しいことをすると
新しい発見がたくさんある。
35歳・・
一年で何思う。
ぼんやりと見据えたゴール。
試して失敗の連続・・
消去法で絞った材料は桧。
オーソドックスな材料。
強度もそこそこ
加工もしやすい。
切る、削る・・
どこまでやるか。
結局このせめぎ合い。
手を抜けるところは
たくさんありますが
やるならとことん・・
中途半端なブレーキは
時間の浪費で終わる。
ある程度の形に削ったら
真ん中のジョイント部分を切って
ヒートンでつなげる。
尻尾をつける。
強度のあるポリカーボネイト。
お腹に穴をあける。
鉛を溶かして入れる。
鉄と違い
ウッドの難しいところは
同じ材料でも浮力が違うところ。
密度が違うと浮力も変わる。
同じ大きさでも重さが違う。
鉛の重さで微調整。
経験と技術はすぐには身につかない。
壊して作る・・何度でも。
そして・・
個々の個性を生かす。
木の表面はセルロースにドブ漬けして
コーティング、防水と補強(数回)。
そして動きのチェック。
何度もウエイトの微調整。
削って埋めて・・
そのうち自分は
何をしているんだろうという
メンタルとの戦い。
嫁に今日の仕事
どうだった?と聞かれる・・。
まぁまぁだったと答える。
とてもルアーの動きがどうも・・
とは言えない。
スイムテストをやり終えた後は
目玉を作る。
薄いプラスティック。
ペーパーがけをした後
エアブラシで塗装。
レジン液で表面張力。
リアルアイ作り。
ルアーに戻る。
ペーパーがけ・・。
番手をどんどん細かいものに。
下地を整え密着をよくするため
600番まで落としたら
サフ吹き。
人から聞くこと
自分が思うこと・・
塗装の技術がすごいのは
やっぱり板金塗装の職人さん。
話を聞けばわかる
手間暇・・技術・・
でも・・
やっぱりみんなせめぎ合ってる。
安くて早くて完璧な仕事ができれば
きっといいんだろうけど・・。
どこまでやるか・・。
何を思うか。
多くの人は
問い続けてる。
きれいに削ったつもりでも
どうしても段差や角ができる。
サフを入れてペーパーがけ・・
3回繰り返すと
段差や角はかなりなくなります。
下地が出ないよう慎重に
ペーパーがけ・・600番。
シリコンオフで脱脂。
やっと・・塗装。
上塗りとトップコートは
一日で仕上げるのが鉄則。
時間との勝負・・
自分らしく塗る。
たった一日のための数か月・・。
一瞬のための数か月・・。
自分らしいスキル。
鍛冶職人としてのアイデンティティ。
これからも・・
変わらず変化を楽しみたい。
(嫁に内緒で・・)
鍛冶職人・惇平。
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