2018年。
今年最後は窓枠を
製作させていただきました。
シンプルでワンポイント
葉のついたロートアイアン製
火造り鍛造の窓枠です。
鋼材の先を細く鍛造して
つぶしてやると
葉っぱの形ができます。
葉の形は様々で
いろいろな形ができますが
指定がなかったので
葉っぱらしい
葉っぱの形にしました。
曲線美。
鍛造しているので
まっすぐの部分も
槌目のついた質感で
いい感じです。
線を一本くっつけて
さらに美しく。
イメージは植物の芽です。
葉っぱを二枚絡めるように
デザイン。
葉っぱと芽を
交互に並べました。
バランス的には
葉っぱの高さが低いほうが
いいと思ったんですが
植物の芽が出て
それが育って
葉になっていくイメージで
芽を低く葉が高くなるように
並べました。
シンプルな窓枠、
鉄格子なので
檻のようにならないように。
鉄は素材自体が
力強い印象なので
曲線を作って
柔らかい印象になるように
デザインさせていただきました。
溶接部分は一切見えないように
すべて裏から溶接。
表から溶接すれば
すぐ終わる部分ですが
細かい部分もこだわりました。
ご依頼主様に
気に入っていただけて一安心。
そして気が抜けてスマホを
落として画面がバキバキに。
自分らしい2018年
締めくくりになりました。
来年は2019年。
平成が終わります。
時代は変わりますが
鍛冶屋の仕事は
何百年も変わらないんですよね。
鉄を焼いて叩く。
ただそれだけです。
シンプルイズベスト!
あぁ潔よし!
みなさま
来年もよろしく
お願いいたします。
よいお年を!
自在鋼房
鍛冶職人・惇平
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